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2023/05/19
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親知らずは抜くべき?必要性や痛みの原因について徹底解説!

1.親知らずが生えるタイミングと数について

親知らずは基本的に10代後半から20代前半にかけて生えてきますが、30代や40代で生えてくるケースも珍しくありません。
なかには親知らずが完全に埋まっていて一生でてこなかったり、親知らず自体が存在しない場合もあります。
すべて生えた場合は全体で数えると32本ですが、かならず揃うとは限りませんので、気になる方はレントゲン検査で調べてみましょう。

2.親知らずの抜歯の必要性と理由

ほかの歯と同じように真っすぐに生えている親知らずは、お手入れがしっかりできていれば基本的に抜く必要はありません。
虫歯があったり、お手入れ不足が続いたりするようであれば抜歯をおすすめします。

斜めに生えている親知らずは、手前の歯との間に汚れがたまりやすく、虫歯のリスクが高めです。
歯ぐきが半分被っていることで境目から汚れが入り込み、歯ぐきが腫れることもあります。
場合によっては仕事に支障をきたすこともあるため、注意しなければいけません。
斜めに生えていることで噛む機能も発揮できないことから、早めの抜歯をおすすめしています。

歯ぐきの中に完全に埋まっている親知らずは、虫歯や歯ぐきが腫れるリスクがないため、基本的には抜かずにそのままにしておきます。
矯正治療などで親知らずが妨げになっていると判断した場合は、抜歯をご提案します。

3.親知らずの痛みや腫れの原因と対処法

親知らずが痛んだり、周辺の歯ぐきが腫れたりする原因は、お手入れ不足や位置関係にあります。
お手入れがしっかりできていないと虫歯が発生し、進行すればそれだけ痛む可能性が高くなります。
一番奥にある親知らずは治療も簡単ではありません。
ほぼ手探りで行うことになるため、再発のリスクが高めです。
虫歯ではなく手前の歯を親知らずが押して痛みが発生しているケースもあります。
親知らずがある限り痛みを止めることは難しいため、抜歯をおすすめします。

親知らず周辺の歯ぐきが腫れる現象は「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」とよばれ、斜めに生えているタイプにおこる傾向にあります。
抗生物質を服用することで腫れを抑えることはできますが、暫くするとまた再発するケースがほとんどです。
腫れているときに抜歯はできませんので、症状がでる前に抜くことをおすすめします。

4.親知らずの手術と回復期間

真っすぐに生えている親知らずであれば、ほかの歯のように鉗子(ペンチのような器具)で歯の頭をつまんで抜きます。
虫歯でボロボロな状態でなければ5分以内に抜けることも珍しくありません。

斜めに生えているタイプや、完全に埋まっているタイプの場合は、歯ぐきを切開して抜く必要があります。
歯の向きや位置によっては分割して抜くこともあり、真っすぐに生えている親知らずよりも治療時間が長めです。

術後の腫れや痛みは、斜めに生えているタイプや完全に埋まっているタイプはおこりやすい傾向にあります。
しかし、抜歯後に処方する痛み止めで対処可能ですので心配はいりません。完治までには早ければ1か月半、遅ければ半年程度かかります。
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